2023/10/20
LensStudio 物理エンジン入門
Physics(物理エンジン)とは
Lens Studioに搭載されている物理エンジンを指します。物理エンジンは3Dオブジェクトが重力や衝突、摩擦による動きを再現し、ARの表現の幅を広げることができます。
Lens Studioに搭載されている物理エンジンはPhysics AssetsとPhysics Componentsを使用して物理効果をシュミレーションします。
それぞれ解説していきます。
Physics Assets
WorldSettings asset
WorldSettings assetは、重力の方向や大きさなど設定できます。この設定は全ての3Dアセットに適応されます。
追加ボタンから「Physics World Settings」を選択することで追加できます。
Physics Components
物理エンジンを使用するには、シーンオブジェクトの1つにPhysics Componentsをアタッチする必要するがあります。
Physics Componentには以下の種類があります。
Physics World、 Physics Collider、 Physics Body、 PhysicsConstraint
■ Physics World
Physics Worldは独自の重力設定を行うために使用します。独立したシミュレーションを実行するために複数のワールドを作成できます。
■ Physics Collider
Physics Colliderは衝突判定に利用する形状タイプを設定することができます。形状タイプや大きさなどを設定することができます。
■ Physics Body
重力や衝突などの力に応じて、3Dオブジェクトをどのように動かすかシュミレーションするために使用されます。
形状タイプ
Intangible
Dynamic
■ Physics Constraint
関節などの物理オブジェクトをシミュレートするため使用します。
物理ボディの下にPhysics Constraintコンポーネントを持つ子オブジェクトを追加することで、コンストレイントが追加されます。その後、ピボットポイントを変更することができます。
XR エンジニア
Ivan Stephanus
複数のスタートアップでフルスタックエンジニアとして経験を積む。「THE Global Mobile Games Conference」ブロックチェーンゲーム部門で入賞。2019年にOnePlanetに入社。最先端のAR技術を活用した新しい顧客体験の創造に挑んでいる。
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