LensStudioでExternal meshを使って試着ARを作ってみる  | 技術ブログ | 株式会社OnePlanet 読み込まれました

2023/10/23

LensStudioでExternal meshを使って試着ARを作ってみる

External meshとは

External Meshはbody meshの拡張の機能で、衣服などの3Dモデルをユーザーの体にフィットさせることができます。

リギングの必要もなく、トラッキングしているユーザーの体に自動的に最適化して変形してくれるのが特徴です。

今回は、External Meshを使って衣服を着用ARを作成する方法を解説します。

衣服の3Dモデルを用意する

External Meshを使用すると自身でリギングする必要がなく、自動的に衣服をユーザーにフィッティングしてくれるので、コストを大きく圧縮できます。

Lens Studioが自動フィッティングに認識できるように3Dモデルを書き出す必要があります。

Lens Studioが提供している人型のリファレンスモデルに合わせて洋服のスケールと位置合わせをする必要があります。

リファレンスモデルは下記からダウンロード可能です。
https://lensstudio.snapchat.com/guides/general/body-mesh/preparing-external-mesh/

画像1

リファレンスモデルをモデリングツールに読み込んで、着用させたいモデルのスケールと位置を調整します。

(注意)リファレンスモデルの各種の値が以下になっていることを確認してください。
Position  (0, 0, 0)
Rotation  (0, 0, 0)
Scale  (1, 1, 1)

画像2

こちらを書き出せば準備完了です。

衣服の3Dモデルをインポート

先ほど用意した衣服の3Dモデルをインポートします。

ResourcesパネルからFull Body Meshを追加します。

Full Body MeshのExternal Meshの欄にインポートした衣服3Dモデルのメッシュをドラッグして設定します。

画像3

これでExternal Mesh機能を使用する準備が完了です。

ボディトラッキングとの連携はTry Onのテンプレートを使用するのが便利です。

Try Onのテンプレート:https://lensstudio.snapchat.com/templates/object/try-on/

Meshの欄に先ほど作成したFull Body Meshを設定し、マテリアルは任意のマテリアルと設定することができます。

スクリーンショット 2022-03-10 9.28.50

この工程で衣服を着用ARを作成することができます。

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XR エンジニア

Ivan Stephanus

複数のスタートアップでフルスタックエンジニアとして経験を積む。「THE Global Mobile Games Conference」ブロックチェーンゲーム部門で入賞。2019年にOnePlanetに入社。最先端のAR技術を活用した新しい顧客体験の創造に挑んでいる。

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