2024/8/9
Apple Vision Pro(visionOS2)におけるRealityKit オーディオ(空間オーディオ)のAudioGeneratorControllerで実現するリアルタイムオーディオ
- アップルグラスというARグラスの開発が噂されていたAppleの新しい空間コンピューターデバイス『Apple Vision Proは何ができる?』
- アップルグラスとして噂されていたARグラスが、日本に上陸。2024年6月28日(金)に発売したAppleの新しい空間コンピューターデバイス、『Apple Vision Pro(アップル ビジョンプロ)』は、AR、VR、XR技術を搭載し、価格は税込599,800円〜です。Apple Vision Proは「何がすごいのか?」について、以下で詳しく紹介しています。
- 日本初のApple Vision Pro (アップル ビジョンプロ)アプリ開発を手掛けました
- 詳細:https://1planet.co.jp/news/Twd0qMjt
- Apple Vision Pro(アップル ビジョンプロ)やアプリ開発やAR関するご依頼・ご相談など、お気軽にお問い合わせください。
- はじめに
- Apple Vision Pro(visionOS2)におけるRealityKit オーディオ(空間オーディオ)のEntity.playAudio メソッドとカスタムオーディオユニットの設定
- リアルタイムオーディオを実現するAudioGeneratorController
- 距離減衰係数について
- 距離減衰係数 1
- 距離減衰係数 2
- 距離減衰係数 0.5
- 距離減衰係数 4 によるコード例
- Apple Vision Proアプリ開発に対する弊社の取り組み
- 参考
- お問い合わせ
- Apple Vision Pro(アップル ビジョンプロ)やアプリ開発やAR関するご依頼・ご相談など、お気軽にお問い合わせください。
- https://1planet.co.jp/contact
アップルグラスというARグラスの開発が噂されていたAppleの新しい空間コンピューターデバイス『Apple Vision Proは何ができる?』
アップルグラスとして噂されていたARグラスが、日本に上陸。2024年6月28日(金)に発売したAppleの新しい空間コンピューターデバイス、『Apple Vision Pro(アップル ビジョンプロ)』は、AR、VR、XR技術を搭載し、価格は税込599,800円〜です。Apple Vision Proは「何がすごいのか?」について、以下で詳しく紹介しています。
https://ar-marketing.jp/apple-glass-release/
日本初のApple Vision Pro (アップル ビジョンプロ)アプリ開発を手掛けました
第96回アカデミー賞 4部門受賞した映画『哀れなるものたち』(配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社様)の世界に没入体験できるApple Vision Proのアプリの開発から渋谷PARCOでの展示サポートまで株式会社OnePlanetが手掛けました。
詳細:https://1planet.co.jp/news/Twd0qMjt
Apple Vision Pro(アップル ビジョンプロ)やアプリ開発やAR関するご依頼・ご相談など、お気軽にお問い合わせください。
はじめに
宇宙船を使って、RealityKitのオーディオ機能を活用した空間音響のデモを構築します。今回は、AudioGeneratorControllerで実現するリアルタイムオーディオついて説明します。
前回の記事「Apple Vision Pro(visionOS2)におけるRealityKit オーディオ(空間オーディオ)のEntity.playAudio メソッドとカスタムオーディオユニットの設定」未読の方は、以下のリンクにあるページもお読み下さい。
Apple Vision Pro(visionOS2)におけるRealityKit オーディオ(空間オーディオ)のEntity.playAudio メソッドとカスタムオーディオユニットの設定
リアルタイムオーディオを実現するAudioGeneratorController
リアルタイムオーディオを実現するために、AudioGeneratorControllerを使用します。これにより、Appleが提供するオーディオユニット、カスタムオーディオユニット、または自作のオーディオエンジンからのオーディオをシステムに統合することができます。
オーディオはRealityKitとvisionOSによって提供されるレイトレーシングされた空間オーディオでレンダリングされます。音の発生源や生成方法にかかわらず、システム内の他の音と調和し、共有された空間内での音響体験が再現されます。デフォルトの空間オーディオコンポーネントのパラメータでこのオーディオトラックを再生すると、常にステレオサウンドとして再生されます。
距離減衰係数について
RealityKitでは、オーディオは空間オーディオとして自動的に処理されます。例えば、宇宙船が近くを飛ぶと、キャビンから流れる音楽が静かに聞こえるように設計されています。
空間オーディオコンポーネントの距離減衰をカスタマイズすることで、特定の音をソースに非常に近いときのみ聞こえるようにすることができます。距離減衰をカスタマイズすることで、遠くにあっても音が聞こえるようにすることも可能です。
距離減衰係数 1
標準的な減衰。
距離減衰係数 2
音が通常の2倍の速さで減衰。
距離減衰係数 0.5
音が通常の半分の速さで減衰。
距離減衰係数 4 によるコード例
import RealityKit
func configureDistanceAttenuation(for spaceshipHifi: Entity) {
spaceshipHifi.components.set(
SpatialAudioComponent(
gain: -18,
distanceAttenuation: .rolloff(factor: 4)
)
)
}
ここでは、距離減衰を4に設定して、宇宙船が本当に近くに来たときのみ特定の音を聞こえるようにします。空間オーディオソースのゲインを下げて、宇宙船の音楽を非常に近いときだけ聞こえるようにします。
Apple Vision Proアプリ開発に対する弊社の取り組み
今後もApple Vision Pro向けのアプリ開発に取り組み、より革新的で魅力的なアプリケーションの開発を続けていきます。
参考
今回、この動画を元に記事を作成しました。
お問い合わせ
Apple Vision Pro(アップル ビジョンプロ)やアプリ開発やAR関するご依頼・ご相談など、お気軽にお問い合わせください。
https://1planet.co.jp/contact
XR エンジニア
徳山 禎男
SIerとして金融や飲料系など様々な大規模プロジェクトに参画後、2020年にOnePlanetに入社。ARグラスを中心とした最先端のAR技術のR&Dや、法人顧客への技術提供を担当。過去にMagic Leap 公式アンバサダーを歴任。
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