Apple Vision Pro (visionOS) で推奨している画像と設定方法について  | 技術ブログ | 株式会社OnePlanet 読み込まれました

Apple Vision Pro (visionOS) で推奨している画像と設定方法について

はじめに

Apple Vision Pro で使用する推奨している画像と設定方法について説明します

Apple Vision Pro について

Apple Vision Pro について、以下の記事にまとめてます。


推奨している画像について

Apple Vision Pro で使用する画像はビットマップでなく、ベクター画像を使用することを推奨しています。理由は以下です。

Initial SceneがVolumeのvisionOSプロジェクトを作成します。

Apple Vision Proアプリはどこにでも設置できます。遠くに置いたり、近くに置いたり、さまざまな角度から見ることができます。Apple Vision Proでは、アプリがどのような状況でも美しく見えるように、コンテンツをダイナミックにスケーリングできる必要があります。しかし、ビットマップは品質を損なうことなくスケーリングすることはできません。

https://twitter.com/tokufxug/status/1690748444900773888

ベクター画像の場合

visionOSシミュレーターでSVGを表示したサンプルになります。かなり近くによってもぼやけなく表示されます。

ビットマップ画像の場合

visionOSシミュレーターでPNGを表示したサンプルになります。かなり近くによるとぼやけて表示されます。またビットマップ画像のジャギーも目立ちます。

設定方法

Resizing の Preserve Vector Data にチェックを入れます。
ScalesSingle Scaleを選択します。

まとめ

ビットマップ画像は、画像の各画素の色を個別に記録する方式です。そのため、画面サイズが大きくなるほど、ビットマップ画像のファイルサイズも大きくなります。また、ビットマップ画像は、拡大すると画素が粗く見えるという欠点があります。

一方、ベクター画像は、画像の形状や色を数式で表現する方式です。そのため、画面サイズが大きく変わっても、ベクター画像のファイルサイズは変化しません。また、ベクター画像は、拡大しても画素が粗く見えないという特徴があります。

このため、Apple Vision Proのような、画面サイズが大きく変化するシーンにおいては、ベクター画像の方が適しています。

XR エンジニア

徳山 禎男

SIerとして金融や飲料系など様々な大規模プロジェクトに参画後、2020年にOnePlanetに入社。ARグラスを中心とした最先端のAR技術のR&Dや、法人顧客への技術提供を担当。過去にMagic Leap 公式アンバサダーを歴任。

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