第21回 Unity Editor と Unity PolySpatialで Apple Vision Pro の アプリ開発(Unity PolySpatial 用語集)  | 技術ブログ | 株式会社OnePlanet 読み込まれました

2023/10/11

第21回 Unity Editor と Unity PolySpatialで Apple Vision Pro の アプリ開発(Unity PolySpatial 用語集)

はじめに

今回は、Unity PolySpatial 用語集になります。

Apple Vision Pro について

Apple Vision Pro について、以下の記事にまとめてます。


PolySpatial Core

com.unity.polyspatial

PolySpatial機能の初期化および設定を行うコアパッケージです。変更のトラッキングと処理、シリアライズ/デシリアライズを行い、Shader GraphからMaterialXへのコンバート機能も含まれています。

PolySpatial XR

com.unity.polyspatial.xr

シーン検証、機能プロファイル、ビルディングブロックなどを含みます。XRI、AR Foundation、XR Handへのパッケージ依存関係を追加します。

Unity PolySpatial (Apple visionOS support)

com.unity.polyspatial.visionos

新しいビルドターゲット(visionOS)と、visionOSおよびApple Vision Proのプラットフォームサポートを追加。

Unity Sim

Unityアプリのアプリケーション固有のロジック、物理、アニメーション、AI、アセット管理などの組み込みシミュレーション機能。(レンダリングは除く。)

(Unity) Sim Space

Unity Simのワールド空間。一般的な Unity アプリでは、同じ空間でオブジェクトをシミュレートおよびレンダリングしますが、PolySpatial アプリでは異なる場合があります。

(Unity) Sim Physics

Unityシミュレーションの物理機能とコライダー

Vanilla Unity

PolySpatial では、Vanilla Unity は PolySpatial 以外の Unity アプリを指します。

PolySpatial Host(または Backend)

Unity Sim上のオブジェクトを実際にレンダリングするシステム。

Host (or Backend) Space

PolySpatialアプリが実行されているバックエンドまたはホストのワールド空間です。これは、ホスト環境ではアプリを個別に移動できるため(Volumeの移動など。)、Unity Sim Spaceとは異なる場合があります。

Host (or Backend) Physics

入力、選択、アプリ間の相互作用などの目的で、完全な共有環境をモデル化するためにバックエンド内に実装された物理機能とコライダー。

PolySpatial Layer

Unity SceneGraph のバックオブジェクトを格納するために作成される Unity レイヤー。そのようなレイヤーが存在せず、新しいレイヤーを作成するための空いているレイヤーがない場合、Play Mode に入ると PolySpatial Runtime は初期化されず、代わりにVanilla Unity レンダリングが行われます。

Volume Camera

Simシーン内のどのコンテンツをHostに表示するかを定義する新しいコンポーネント。Volume Cameraは、モード、バウンディングボックス(OBB)、カリングマスクで構成されます。現在、次の2つのモードがあります。

Bounded Mode

このモードでは、Volume Cameraの OBB 内にあり、レイヤーがカリングマスクに一致するすべてのコンテンツがホストに複製されます。境界線(部分的にOBBの内側と外側)にあるコンテンツは切り取られます。

Unbounded Mode

このモードでは、OBBは無視され、シーン内のレイヤーがカリングマスクと一致するすべてのコンテンツがホストに複製されます。コンテンツは明示的にクリッピングされません。詳細についてはこちらを参照してください。

Exclusive Mode

アプリが唯一のアクティブで表示可能なアプリケーションの状態を指します。

Shared Mode

他のShared Space のアプリと一緒に動作している状態を指します。

まとめ

今回は、Unity PolySpatial 用語集についてまとめました。次回は、Play To DeviceアプリでvisionOSアプリをプレビューする方法を投稿します。

Unity PolySpatial の 他の記事は コチラ にあります。

XR エンジニア

徳山 禎男

SIerとして金融や飲料系など様々な大規模プロジェクトに参画後、2020年にOnePlanetに入社。ARグラスを中心とした最先端のAR技術のR&Dや、法人顧客への技術提供を担当。過去にMagic Leap 公式アンバサダーを歴任。

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